四方神社 御由緒


御 祭 神
伊須流岐比古神
伊邪那岐神
伊邪那美神
木花咲耶姫神
火産巣日神
須佐之男神
事代主神
住吉三柱神
菅原道真神
天照大神
稲倉魂神
四方建比古神


 天正年間(1573年〜)以前から、四方西浜辺に六尺四方の小社があったといわれていますが、これが四方神社の起源です。
 その後、寛永年間(1624年〜)能登石動山五社の別当職がこの地に巡回して、社地を定めて社殿を再建し、丁重に奉祀すべき神社であるとさとし、更に領主の命もあって延宝年間(1672〜)社殿を建立し、石動山(五社権現)の分霊社として創立されたものです。
 石動山(五社権現)は、山岳修験の行場として、方道仙人が開山したと伝えられ、山頂には伊須流岐比古神社があり、鎌倉中期(1250年頃)から江戸末期まで北陸7カ国の修験道場として栄えたといわれています。
 当四方神社は、創立時は石動社大宮と称しましたが、明治6年伊須流岐比古神社と改称し、更に明治40年6月には、四方新村の村社神明宮、境内末社都賀比古社等6社を合祀して四方神社と改称して今日に至っているのです。

 現社殿は、昭和12年に神社財産の勧業債券一等賞金を基に、氏子崇敬社の浄財によって立て替えられたものです。

 また、祭神の四方建比古神
は、文化3年(1806年)四方町民が、魚のふり売りを禁じられ困窮の極みにあったので、これを救うため郡奉行に再三嘆願したが聞き入れられず切腹して町民を救った四方町年寄・栂野彦八の神霊です。
 町民は彦八翁の遺徳をしのび栂彦祭として、毎年8月18日に祭典を執り行い四方踊り等を奉納するのが習わしになっています。
 尚、平成18年(2006年)には、栂彦二百年祭の大祭を執り行うための準備が進められております。

氏子戸数 約600戸


主な祭礼

1月 1日     元旦祭、厄年祓い
4月 18日     鎮火祭
4月 29日・30日 例大祭
6月30日     大祓式
8月18日     栂彦祭
9月23日     神明宮例大祭

12月31日    大祓式